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No Money In Philosophy

_あなたの哲学を壊す_ 僕の哲学であなたの哲学をぶち壊して再構築するブログ。これはある意味で危険な行為であるが人生の中で最も大事な事の一つだと思う、なぜならそれが成長だから。これが最初のBreak your philosophy and reconstruction。あなたが僕の哲学をぶち壊してくれれば僕はまた一つ成長できるだろう、Please break my philosophy!!

自作のSSを晒す

 ゴミの言葉
           犬谷恭介(ペンネームなのでスルー推奨)
 ゴミは、ゴミのある所に捨てられる。
 磨かれた大理石が埋め尽くす美しい宮殿の中にゴミを捨てる人はおらん。
 そこに住む人の心が美しいとか高貴であるというのは関係ない。
 人はゴミが捨てられていれば平気でゴミを捨てる。
 なぜこんな話を君らにするのかというとちょっと大変な事になってな。
 まぁ、こんなの言い訳にしかならんが。
 今日も俺の部屋はうるさいゴミだらけ。

***

「ちょっと、おじさん。私を捨てたわね」
 
 さっきゴミ箱に捨てた紙がこんなふうに騒ぎよるものやから、説教でもしてやろうかと思ったら。
「ゴミがうるせぇぞ、ゴミはゴミらしくゴミ箱に入っとれ」
 とわしのつけとるマスクがしゃべり出しよった。
 それを聞いて黙っておれんと思ったんか知らんが今度はゴミ箱まで
「それはなんですか、ゴミ箱はゴミだけ詰めとけばええんやとでもいいたいんですか」
「ゴミ箱がうるさいのぅ、お前の存在意義なんてそれだけやろ」
「んなッ!そういうマスクさんも使い捨てタイプでしょう、あなたの存在意義は今日まで。ですが私はまだまだゴミにはなりませんよ」
「なんやと!ワイにはおじさんを細菌から守るという崇高な使命があるんや、ゴミを溜め込むだけのゴミ箱と一緒にせんといてくれるか!」
マスクとゴミ箱が口論を始めよった。こりゃたまらん。
「ワイみたいな崇高な使命を持った奴はお前らみたいなゴミどもとは違うねん!」
「あーわかりましたよ。じゃあ誰が一番ゴミかどうかを決めようじゃありませんか!」
「あん?そんなもんどないして決めるんや」
「ゴミ選挙ですよ」
「ゴミ選挙やとぉ?」
「ええ、この部屋にいるもの達の中で誰が一番いらない物かをこの部屋にいる全てのもの達で決めるのです!」
「やったろうやないか!」
 マスクとゴミ箱だけで勝手に話を進めよった。

***

「えーそれではこれよりゴミ選挙を始める」
 さっきまでワイワイガヤガヤ言うとったモノ達が静まる、わしの本棚に眠ってた六法全書が司会を勤めるようや。わしはなんだかんだで今になっても六法全書はゴミにできんもんなぁ。やっぱり六法全書が司会というのは裁判みたいでええのぅ。
「えー皆さんの中でこいつが一番ゴミだってやつはおりますかい」
「やっぱ一番ゴミってことは一番存在価値がないやつちゃうか」
 マスクが関西弁でモノ達に演説している。なんでお前関西弁やねん。だれの口調がうつってそうなってん。
「その点で言ったらやっぱ使われた紙さんじゃないですかね?」
 おいおいゴミ箱そんなこといってもたら…
「ちょっと!なんで私がゴミなのよ!まだ書けるところはいっぱいあるわ!そもそもおじさんが私をくしゃくしゃに丸めて捨てたのが悪いのよ!」
 ほら、紙ちゃんがゴミ箱の中で騒ぎ出しよってややこいしいったらあらへん。
「じゃああれやん、あの壊れた扇風機とかもう完全にゴミやろ」
「い~や~、ぼくは~まだ~資源として~つかえるよ~」
「そうか、扇風機はまだリサイクルっちゅう奴が出来るんやな」
「そ~だよ~。そもそも~ちゃんと~掃除すれば~使えるよ~」
 扇風機はなんか宇宙人のモノマネみたいなしゃべりかたをしとる。なんでやろうな。だれがあんなしゃべり方教えたんやろな。
「えーではまだ資源として使えないゴミを考える必要がありそうですな」
 六法全書、見事な司会ぶりや。
「そうなって来ると僕の中に入れられるゴミ達はほとんどリサイクルできますよ」
「せやなぁ、なら生ゴミとかも肥料になるいうしなぁ」
「私たち紙はほぼ全員除外ね、トイレットペーパーは流れてこの部屋にはいないし」
「えーじゃあ誰が一番ゴミなんですかねぇ…」
 さっきまでよぉしゃべっとったのに皆黙って考え始めよった。ホンマに真剣に考えてみればあんまりゴミなんてないんやのぅ。そんな事を思ってるとゴミ箱がおもむろに話始めよった。
「もう一番ひどい奴がゴミって事でいいんじゃないですか?」
「じゃあ、紙を切り刻むシュレッダーとかか」
「いやいや、彼は結局おじさんがめんどくさがって使ってないですし」
「ほならどのモノが一番ひどい奴やねん」
「うーん、それはわかりませんが」
 モノの中でひどい事する奴なんておるんやろか。うーん、わかりませんが。
「私、思ったんだけど」
 使われた紙ちゃんがしゃべりだした。
「モノに一番ひどい事してるのって。おじさんじゃない?」
「えー確かに私も本の奥にしまわれっぱなしで一度もよんでくれなかったですしねぇ」
「ぼくも~なおして~もらえないし~メンテナンスも~ないぞ~」
「おじさんはそもそも僕の中にゴミを捨てる事すら珍しいですしね」
「わたしも、自分で書いたモノをちょっとミスしたからって。消しゴムも使わずにぐしゃぐしゃ丸めてゴミ箱にポイだったわよ!」
「そーだそーだ!おじさんが一番ゴミだ!」
 モノ達が一斉に叫び始めよった。
「ちょ、ちょっとまちーな」
 マスクの声は、彼らモノには聞こえない。

***

 わしはゴミということで部屋からだされてしもうた。
「いやぁ、モノは大事に使わんといけんなぁ」
 と言ってもそれを言ったのもマスクなのだが。
 このマスクはちゃんと洗ったりして長く使ってやるかのぅ。
 
 …とここまで書いて、なんともこの話はオチが決まっとらんなぁと原稿をくしゃくしゃに丸めてゴミ箱に放り投げた。すると…

「ちょっと、おじさん。私を捨てたわね」

さ、まぁ。ね。
こんな事してて記事書いてないんですけどね。
たぶんね。恥ずかしいのでこの記事を流すために記事書くんじゃねーかというね。
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[ 2012/03/20 00:22 ] 日記 | TB(1) | CM(0)
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まとめteみた.【自作のSSを晒す】
 ゴミの言葉            犬谷恭介(ペンネームなのでスルー推奨) ゴミは、ゴミのある所に捨てられる。 磨かれた大理石が埋め尽くす美しい宮殿の中にゴミを捨てる人はおらん。 そこに住む人の心が美しいとか高貴であるというのは関係ない。 人はゴミが捨...
[2012/03/30 08:05] まとめwoネタ速suru
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